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劉備も本格始動!
陶謙は、曹操軍によって、軍民がころされるのはみるにしのびないとして、自らを縛して、曹操の下に行き、好きなように切り刻まれることで、徐州の軍民を救おうとまで考える。
それに待ったをかけた人物がいた。
麋竺である。
麋竺の家は、代々富豪として知られていて、貧窮にあえぐ人を見れば、救いの手を差し伸べる清廉潔白な人物として知られていた。
麋竺にはこんなエピソードがある。
あるとき、麋竺は、洛陽に、取引に行った帰り、若い美女が車に乗せてくれと頼んでいるのに出会った。麋竺は、同じ車にその美女を乗せたが、いやらしい視線を送ることもな買った。数里ほど行った時に、その美女が車を降りたが、その際、
「私は、南方火徳星君です。天帝の命令により、あなたの家を焼きに行くところでしたが、あなたの態度が立派だったのて本当のことを教えました。穴差は、早く家に帰り、家財を持ち出しておきなさい。私は今夜、あなたの家を焼きに行きますから。」
驚いた、麋竺は、急いで、家に帰って、家財を持ち出すと、果たして、その晩、家が燃えた。
この不思議な出来事に感じて以来、麋竺は、貧窮にあえぐ人を見れば、救いの手を差し伸べる陽になったという。やがて、陶謙に招かれて、属官になっていた。
麋竺は、北海郡の孔融と青州の田楷に援軍を出してもらうように進言。二方面から軍が来れば、曹操も軍を引かざるを得ないであろうと言うことらしい。なるほどと思った陶謙は、早速、麋竺を北海郡の孔融のもとに派遣し、陳登を青州の田楷のもとに派遣した。
北海郡の孔融は、孔子の20世の子孫で、幼いころより勉学に励み、聡明で知られた人物であった。
孔融は、陶謙とは友人であるし、曹操との間には何の仇もない。まずは、曹操に和睦を薦め、応じなかったら軍を出そうと言って、和睦を薦める使者を曹操の下に派遣した。
しかし、その最中に、黄巾の賊の残党である管亥が、軍を率いて、北海郡に攻め込んできた。孔融は、管亥の軍勢に戦いを挑むものの敗れて、城に篭城することになったしまった。こうなると、援軍を出すどころの話ではない。
そんなときに、忽然と現れたのが後の呉の名将太史慈である。
太史慈は、単騎で、管亥軍の包囲を破って、北海の城に入り、孔融に面会した。
孔融は、かねてから、太史慈という有能な若者がいることを知っており、その母親に穀物や反物を差し入れたりして、保護していたのである。このたびは、その恩に感じて、太史慈が、駆けつけたと言うわけであった。
太史慈は、軍を率いて、管亥を撃退したいと申し出たが、孔融は、賊軍があまりに多いので、軽々しく戦うべきではないとして、まずは、平原にいる劉備に援軍を求めたい。その使者に立ってくれないかと頼んだ。
太史慈は、承知して、手勢を率いて、賊軍の囲みを破って、平原の劉備のところに駆けつけた。
知らせを聞いた、劉備は、孔融のような立派な人物が、自分のことを知っていてくれたことに感激し、早速、関羽、張飛らを率いて、北海郡に援軍に駆けつけた。
破竹の勢いで、進軍する劉備軍、軍勢は少ないものの、勢いのある劉備軍が現れて、管亥軍は、応戦するもののなすすべもなく敗れてしまい、管亥も、関羽の一撃で倒されてしまう。その様子を見た孔融軍も城から出て戦う。挟み撃ちにされた賊軍は、壊滅した。
賊軍の囲みが破れるといよいよ、曹操との戦いである。
孔融は、軍を率いて、陶謙の救援に向かい、劉備も、公孫瓚から、軍勢と趙雲を借りると、陶謙の元にはせ参じた。
青州の田楷も、軍を率いて、陶謙の救援に来ていた。
さて、曹操軍対陶謙軍の戦いは、この後、どうなって行くのでしょうか。
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