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孫堅の死
キ州を手に入れた袁紹。
その弟の袁術は、南陽にあって、袁紹の祝福をするのかと思いきや。馬を1000頭貸してくれと迫る始末。
袁紹は、その要求を断り、以後、袁紹、袁術兄弟の仲は悪くなってしまう。
さらに、劉表に対しても、20万石の穀物の借用を申し出るも、断られてしまうという始末。
怒った袁術は、劉表と対立関係にある孫堅に対して、劉表を攻めるようにけしかける。
孫堅は、以前、洛陽からの帰り道に、劉表に阻まれて、多数の部下を失ったことをうらんでおり、この機会に仕返しをしようと思い、兵を挙げる。
弟の孫静は、「ようやく、江東の地が収まってきたばかりの時期に塀をあげるべきではない」と戒めるが、孫堅は聞かずに、長子の孫策を連れて、出陣する。
対峙する劉表軍は、まず、黄祖を差し向ける。
第一戦 漢水の戦い
軍船で近づいてくる孫堅軍に対して、弓矢を射掛ける黄祖軍。
しかし、孫堅は、まったく、動かずに、矢を受け続けるのみ。軍船を近づけては、矢を受けて、3日間のうちに、十数万本の矢をただで得てしまう。(実は、この戦略は、後に、赤壁の戦いで諸葛孔明も用いた作戦。)
矢を打つ尽くした黄祖軍に対して、今度は、孫堅軍が、一斉に矢を射掛けたため、黄祖軍は為すすべもなく敗れ去ってしまう。
第二戦 襄陽城の戦い
孫堅軍は、勢いに乗って、劉表の居城 襄陽城まで攻め入る。
そのとき、孫堅軍の陣営で異変が起こる。
つむじ風が起こって。中央軍の「帥」の字の旗のさおが吹き折れてしまったのだ。
部将の一人韓当は、これはよくない兆候です。いったん、軍を引き上げましょうと進言するが、連戦連勝で勢いに乗っている孫堅は、臆せずに突き進むように命じる。
そのころ、劉表の参謀かい良は、占星術によって、孫堅の命がまもなく尽きることを知った。
そして、袁紹に、援軍を求める軍勢を出すふりをして、孫堅を山奥まで誘い寄せて、伏兵で撃滅せんとする計略を考える。
実行部隊の長は呂公
たそがれ時に、約500の兵で、東門より出でて、峴山に走る。
喚声を聞いて、幕舎から出てくる孫堅。
一軍が峴山に走っていったということを聞いた孫堅は、部将たちを招集せずに。自ら、30騎を率いただけで、呂公の軍勢を追いかけていく。
峴山の奥深くまで走り、すぐさま、伏兵をしいた呂公は、孫堅に姿を見せる。
逃げるな!と呂公を追いかけていく孫堅。
一回、打ち合っただけで、呂公は伏兵が待ち伏せしているところまで逃げていく。
追いかける孫堅。
しかし・・・
いつの間にか、呂公の姿が消えている。
(しまった!罠だったか!)
そう思い、引き返そうとした瞬間!
林中から一斉に矢が射掛けられて、孫堅は、全身に矢を浴びて人馬もろとも峴山の奥深くに沈んだ。わずか、37歳の若さであった。
孫堅の暗殺に成功した劉表軍は、一気に攻撃に出る。孫堅を失った孫堅軍は、混乱の中で、敗走していく。
後、劉表と孫堅の跡継ぎとなった孫策の間で、停戦協定を結び、いったん、かの地における紛争は収まることになる。
一方、長安において、孫堅の死を知った董卓は安心して、いよいよやりたい放題に振舞いだした。
そして、昔、周の武王が太公望呂尚を呼んだ「尚父」という呼称を自称してはばからないという有様。
しかし、その董卓もやがて、たった一人の美女が原因で身を滅ぼすことになってしまうのである。
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