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磐河の戦い 趙雲登場

董卓が長安に去ったところで、反董卓連合軍は解体することになる。
諸侯たちは、それぞれの本拠地に戻っていき、それぞれに野心を抱き始める。
最初に、動いたのは、袁紹。
河内に駐屯していたものの、食料が不足していたため、肥沃なキ州を奪おうと画策し始める。

※キ州のキは漢字で以下のように書きます。



おそらく、このころの戦い、領土拡張は、食料を確保するための戦いであったのであろう。袁紹は、大軍をかかえていたため、どうしても、領土を拡張する必要に迫られていたのではないだろうか。三国時のゲームでも、袁紹でプレイを始めると、大軍を抱えていて、食糧危機寸前になっていることがありますよね。

しかし、キ州に攻めるにしても、大義名分がない。
そこで、袁紹の参謀 逢紀が、公孫瓚にキ州領土を分割しようと持ちかける。そうすれば、公孫瓚は出陣してくるから、キ州の牧韓馥は、袁紹に助けを求めてくるはずなので、そこで、公孫瓚を迎撃するためと偽って、キ州を占領してしまえばよい。と助言する。

喜んだ袁紹は、さっそく、公孫瓚に挟み撃ちを持ちかける。
公孫瓚は単純に喜んで、出兵。キ州の牧韓馥も予想通り、袁紹に助けを求めてきたので、袁紹も出陣。

キ州の城に進軍するや、たちまちのうちに、占領し実権を掌握してしまう。
キ州の牧韓馥は、騙されたと気づくも、後の祭り、家族を捨てて、落ち延びていくことになる。

一方、遅れて、到着した公孫瓚は、袁紹に領土の割譲をせまるものの、袁紹は、使者として送られてきた公孫瓚の弟を暗殺してしまうという始末。

ここから、公孫瓚と袁紹の戦いか始まる。

「磐河の戦い」と呼ばれる戦いである。

戦いは、袁紹が優位のままに進んでいく。文醜、顔良という猛将を抱える袁紹軍の前に、なすすべもない公孫瓚。

突如として、一人の若武者が公孫瓚の救助にあわられる。
身長八尺、眉は濃く目は大きく、広い顔に豊かな肉付きで、威風堂々たる姿。たちまちのうちに、文醜らの軍勢を追い返してしまう。

公孫瓚が名を問うと
若武者曰く「わたくしは、常山郡真定県の出身で姓は趙、名は雲、字は子竜と申します。」
後、劉備の下で大活躍する趙雲である。
趙雲を得た公孫瓚は、勢いを盛り返す。さらに、劉備軍も公孫瓚の救援に駆けつけて、袁紹軍と互角の戦いを繰り広げる。

しかし、その様子を聞いた朝廷が和解を勧めてきたため、両者とも軍勢を収めて、引き上げることになる。
演義の中では、このとき、劉備は、趙雲と知り合っていることになっている。

軍を引き上げるときに、劉備と趙雲はお互いに手を取り合って、別離に忍びない様子であるということになっている。
しかし、あまりに不自然、唐突過ぎるような気がする。実際には、このころ、ちょっと面識があったという程度だったのではないだろうか、
それでも、この後の趙雲の活躍を知っているためか、まるで運命の出会いであるかのような描写であっても、すんなり受け入れてしまうのである。

さてさて、野心を抱いていたのは、袁紹だけではありません。各地の諸侯たちは、それぞれに野心をあらわにしていくことになりますが、この続きは、次回。


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