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反董卓連合軍解体
焼け野原となった洛陽に最初に入ったのは、孫堅の軍勢であった。孫堅は、直ちに、消火活動を行い、洛陽に駐屯する。
連合軍の諸侯も続々と洛陽に入ってくる。
曹操は、董卓が長安に入る前に、追撃して、完全に滅ぼしてしまおうと提案するが、袁紹以下の諸侯は、皆、軍は長躯していて疲れているのだから、しばらくは、休養しようといって取り合わない。
仕方なく、曹操は、自分の軍勢だけで、董卓を追撃するが、追撃を予想していた董卓が後方を呂布に守らせた上、伏兵を置いて待ち構えていたため、逆に、迎撃を受けて、敗退してしまう。
一方、洛陽では、孫堅が、伝国の玉璽を発見した。
伝国の玉璽は、秦の始皇帝以来、正当な皇帝が代々受け継いできたものだった。
董卓が洛陽に入った際には、行方不明になっていたのであるが、このたび、孫堅がたまたま、井戸の中から、発見したものであった。
孫堅は、側近たちと語り合う。
孫堅の武将である程普は、
「これは、天が殿にお授けくださったもの。殿は必ず、皇帝の位に登られる運命にあるはずです。この様なところに長居は不要です。直ちに本拠地江東に帰って、天下取りの大事を図りましょう。」と促した。
孫堅もその言葉を聞き入れて、翌日、病気を理由に、江東に帰りたい旨を袁紹に告げる。
だが、袁紹も、孫堅が伝国の玉璽を発見したことを密告によって知っていた。
袁紹は、
「伝国の玉璽を発見したなら、盟主である私に差し出すべきであろうがいかがか?」
と孫堅に迫るものの、知らぬ、存ぜぬを貫く孫堅。
ついには、
「私が伝国の玉璽を得て、秘蔵しているならば、後日、天寿を全うせずに、刃の下に命を落とすことになるであろう。」
という誓いまで立てる。
その言葉どおり、孫堅は、若くして、刃の下に死する運命にあるのである。
そして、孫堅は、江東に帰っていくことになるが、袁紹が、孫堅の帰り道にある荊州の劉表のもとに手紙を書き、孫堅から、伝国の玉璽を奪い返してくれるように頼む。荊州に立ち寄った孫堅は劉表と争うことになり、その結果、両者は、仇敵の間柄になってしまう。
一方、曹操をはじめとした、諸侯は、袁紹では、連合軍をまとめる力はないと悟り、次から次へと、連合軍を去っていくことになる。
公孫瓚も、連合軍を去り、劉備、関羽、張飛らも、同じく、連合軍を去っていく。
こうして、反董卓連合軍は自然に解体してしまったのである。
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