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黄巾の乱 張角「世の中で一番得がたいものは民衆の心」
三国志は、黄巾の乱から始まります。
黄巾の乱とは、張角らが後漢に対して起こした反乱です。
太平要術の書という書物を手に入れて、風雨を自在に操る力を手に入れた張角らが、人々に守り札や霊水を与えることによって信者を増やしていきます。
しまいには、全国に36の支部ができるほどの大きな組織ができるまでに拡大。
さらに、自らを大賢良師と称して、単に信者を増やすだけでなく、いずれは、後漢にとって代ろうという野心まで抱き始めます。
準備万端に整ったところで張角がいった言葉
「世の中で一番得がたいものは、民衆の心だ。それがいまやわが手中にある。これを利用して天下を取らなかったらもったいないではないか。」
そう言い放って、張角は黄巾の乱といわれる大規模な内乱を引き起こすことになるわけです。
後に、黄巾の乱は鎮圧されてしまいますが、張角の「世の中で一番得がたいものは民衆の心」という言葉は、今を生きる私たちにとっても、さまざまな示唆を与えてくれるように思います。
政治では、民衆の心を得たものが政権を獲得するのは当然です。しかし、民衆の心を得ることはなかなか難しいものです。
巧みなパフォーマンスで、一時的に、民衆の心を得ることはできても、政策では、民衆の心とはかけ離れたことをやらざるを得ない状況にもなるわけで、民衆の心を捉え続けることはなかなか難しいものです。
また、商売でも、人々の心を捉えることが重要になります。
人気のないお店では、いくらがんばっても売り上げは上がりません。人気が集まる店なら、どんどん利益も上がっていきます。
しかし、どうやって人気を集めるべきなのか、そして、どのようにして人気を継続していくべきなのか経営に携わるものにとっては、もっとも難しい問題のひとつです。
張角は悪役として描かれていますが、「世の中で一番得がたいものは民衆の心」という言葉は、肝に銘じておきたいものです。
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